釧路新聞のコラム「番茶の味」に寄せた文章を一つにまとめました

2020年7月19日から25日まで、釧路新聞のコラム「番茶の味」に文章を書かせてもらいました。

きっかけはHさんからの電話です。
「釧路新聞の番茶の味って知ってますよね?一面のコラム」
「そこに一週間書いてみませんか?内容は何でもいいんです」

ん~、と一瞬は迷いましたよ。
でも「とりあえずやってみよう~」が、頭に浮かんできたんです。
せっかく声をかけてもらったんだし、書かない理由も無い。
現在の自分の頭の中を自身が知ることにもなるじゃん!
そう思って7本のコラムを書きました。

釧路新聞を購読していない方のため、そして忘れっぽい私の記憶を補うため(笑)に、執筆した全文をココに載せます。

では、どうぞ~

■好きは身を助ける

アシストを起業して35年目になりました。十数年前社長になった直後、リーダーとして何を決めて何を伝えてよいのが分からず、苦しみました。

解決への突破口となったのは「好き」なことです。お客様に、自分で描いた絵付きのお礼状を書いて出すことにしました。絵を描くことは私が好きなことで、すぐに出来ることだったからです。

自分の「好き」が詰まった絵付きのお礼状。書き始めてみると苦しさでいっぱいの脳の中に楽しさが生まれてきます。気持ちにも少しずつゆとりが出来ました。

■笑っていれば大丈夫

お礼状に使う絵付き葉書を作るため、月に一度帯広まで通いました。札幌在住のはがき絵作家山谷恵美子さんの講座に参加したのです。

講座の前半は絵を描く時間。後半は言葉を通じて心を豊かにする時間でした。

絵を描いたら、絵の横に短い言葉を書き添えます。お礼状を受け取った人が笑顔になることを想って選ぶ言葉です。

講座仲間の言葉「笑っていればだいたい大丈夫」は、私が考える時の土台です。
この言葉を頭に置くようにしてから、不安を感じることが少なくなりました。

■机の上に一つ

アシストの仕事は、オフィスの「こんなこと出来ないかな?をカタチにする」ことです。IT機器やアプリを使ってそれを具体化することが多いです。

道具や仕組みを使うのはもちろん人。人の心が穏やかでなければ、その道具や仕組みはうまく機能しません。

オフィスの机の上に何か一つ、心が穏やかになるものを置きませんか?花一輪、家族の写真、好きな絵、お気に入りのフィギュア。ふとした時に目に入るだけで笑みがこぼれるようなモノを。

新しい道具を買う以上に、良い結果を生むことがあります。

■とりあえずのススメ

5年前、アシストの2階にある空き部屋を個人で借りました。仲間と一緒に何かをする場所が欲しかったからです。

当時、詳細な計画は作っていませんでした。部屋を借りて使ってみて、上手くいかないと感じたら止める。決めていたのは止めるかどうかの判断のタイムリミットだけです。とりあえずやってみて、細かいことはやりながら決めよう、と始動しました。

やるべきではないことは、自分の経験が教えてくれます。やってみたいと感じたのであれば実行に移す。自分を信じて進む。

人生の多くを迷うことに使うなんて、もったいないです。

■名前は想いのカタマリ

とりあえず借りた部屋。最初に決めたのは部屋の名前です。部屋の主が何を大切にしているのかが何となく伝わる。そういう名前を付けたいと思いました。

私の実家は7人家族です。食事時間は家族全員でテーブルを囲んで賑やかに会話していました。

日々繰り返されるテーブル越しの会話。その会話があったから私は多くの知識や知恵を得ることが出来たし、家族の絆はより強くなったと確信しています。

テーブルを囲んだ会話を通じて人がつながって、知識や知恵を得られる部屋にしよう。部屋の名前は「つながり空間まめ」になりました。豆は私の好物です。

■好きや得意で一体感

仲間と一緒に何かする場として個人的に作った「つながり空間まめ」を、今年から会社で運営することにしました。

部屋は、社員が撮影した風景写真や、私が描いた絵を展示するギャラリーにもなっています。

会社は皆で一つの事を成す場ですが、職種や部署が違うと、共に一つのことに向かっている感覚を失いがちです。営業も事務も、好きなこと得意なことで共に関われる小さな場。「つながり空間まめ」を、その場にしようと決めました。

好きや得意で継続的に関われる場が社内にあれば、チームの一体感は強まると信じて。

■経験は宝物

笑っていればだいたい大丈夫と思っていても、笑えない日があります。自分は何故こんな目に遭うのか、と置かれた状況に泣きたくなることもありました。

笑顔になれない状況の多くは、自分の選択から生まれるもの。置かれたのではなく、自分が置いたのです。

泣くほど辛いと感じたことも、経験したから今がある。好きなことをとりあえずやってみようと私が思えるのは、今までの経験があるからです。経験が無ければ、新たな発想や判断のモノサシは生まれません。

経験は人生を豊かにしてくれる宝物です。


最後まで読んで下さって、ありがとうございます。

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浅野葉子
1959年千葉県生れ札幌育ち。学校卒業後に事務員をするつもりで就職した会社でシステムエンジニア部門へ配属される。4年間のハードワークで精神と体を鍛えられつつ仕事の楽しさを知る。1985年結婚と同時に来た釧路で夫とアシストを開業。以来 『オフィスの仕事をもっと楽しく便利にするには?』 に知恵を絞る。 2014年アシスト内に 『葉子の部屋』 を、2015年アシスト2階に『つながり空間まめ』をオープン。テーブルを囲んでのお喋りから多くを学んだ子供時代の経験を仕事にも生かしたいと試行中。 絵を描くこと、モノを作ること、自然の中に体を放り込むことが好き。

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