そうだ、阿寒へ行こう!

「旅行したい!」

あなたはどんな時にそう思いますか?

見たい景色があるとき?
会いたい人がいるとき?
とにかく気分を変えたいときかな?

私は…心や体が固くなってるなーって感じた時です。

ここ数ヶ月、ずーっと緊張してたでしょ?ステイホームで、今まであまりやらなかった(笑)家事をやらなくちゃいけない。そのせいかな。私の口から出る言葉や表情は日増しにキツキツ・カチカチになってきて…

「あぁ、やっちゃった」が何度も。

そろそろ旅にでも出ないとマズいなって感じてたら、運良くお出かけのチャンスがめぐってきました。行く先は我が家から一時間半の阿寒摩周国立公園。お宿は「あかん遊久の里 鶴雅」さんです。

宿の名前に「さん」を付けるって変わってる?でもね、呼び捨てにしたくないんです。

自分の住むマチにある宿で、何度も行っていて、その度にいい思い出があって…
そこで働いている人、縁がある人の、顔や名前を覚えているんですもん。

普段から親しみのある鶴雅さんですけど、今回到着してすぐにこの表情だったのは自分でもオドロキでした。

鶴雅さんは五感を刺激してくれる美術館みたいなところ。日常生活の中で、目や耳や鼻を覆ってしまっていた「薄い膜」を優しく取り除いてくれます。美しい、美味しい、心地いいと感じるセンサーを、本来の状態に戻してくれる。そんな場所なんですよね。

館内のあちこちに置かれている絵や彫刻だけでなく、建物や調度品にあしらわれたアイヌ文様のような意匠が目を楽しませてくれます。


一方、窓の外には絵画のような風景。ラウンジで飲み物をいただきながら阿寒の森と湖を眺めていたら、野生の鹿が近くまでやって来てくれて…飽ずに見ていたら一時間半が過ぎていました(笑)

 

 
今回は浴衣を選べるプランだったので、慌てて浴衣を選んで、慌てて着替えて、食事会場へ。
 
 
お料理は撮るのがヘタなので、写真はこの一枚しかありません(^^;
料理は小瓶に入れたりカップに小分けしてフィルムを載せたりと、工夫して提供されていました。テーブルは他のお客様との間隔を十分に空けてセッティングです。

 
実は…そういった配慮に安心しながら、一方で少し緊張していたんです。配慮を感じれば感じるほど、これはwithコロナの旅なのねって。
でも、ステーキを焼いてくれたシェフの方に「どちらからいらしたんですか?」と気さくに声をかけてもらって、少し会話したら一瞬で緩みました。
 
その後も和雑貨のお店で買い物を楽しんだり
 
 
館内の美術品を見たり
 
 

 
ゆっくりと過ぎる時間と優しく包んでくれる空気が、本来の自分を取り戻してくれた気がしました。
 

阿寒湖の自然、鶴雅さんのセンスいい空間、美味しいお料理、さりげなく声をかけて寄り添ってくれる従業員の皆さんのおかげです。

この体験、札幌に住むあの人やあの人にもしてもらいたい。
そう思ってプランを考えてみました。例えばこんなのいかがでしょ?
ノロッコ号が走り出す7月後半から8月だったらね。

くしろ湿原ノロッコ号情報

新緑が美しい阿寒湖畔と、野生の生き物と、釧路湿原、そして鶴雅さんを楽しむ一泊二日のコースです。

< 一日目 >

  6:48 札幌駅発のおおぞら1号で釧路へ
10:58 JR釧路駅着
   ※ ここからは車で移動
11:30 麺や北町でラーメンランチ
12:10 麺や北町出発
13:00 阿寒国際鶴センターグルス着
   ※ 丹頂鶴のヒナを観察
15:00 グルス出発
15:40 あかん遊久の里 鶴雅さん着

< 二日目 >

10:00 ホテルチェックアウト
   ※ 阿寒湖畔散策
11:30 奈辺久でワカサギ丼ランチ 
13:00 阿寒湖畔出発
14:50 JR塘路駅でノロッコ号に乗車
15:40 JR釧路駅着
16:12 釧路駅発のおおぞら10号で札幌へ

20:28には札幌駅に到着~♪

旅は人にとって必要なもの。久しぶりに旅をして実感しました。
疲れたとき、アイデアが枯れてきたとき。
嬉しいとき、楽しいとき、祝いたいとき。
旅に出かけましょ。

まずは阿寒から。

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1959年千葉県生れ札幌育ち。事務員をするつもりで就職した会社でSE部門へ。精神と体を鍛えられつつ仕事の楽しさを知る。1986年、結婚を機に来た釧路で株式会社アシストを創業。以来 『仕事をもっと楽しくするには?』 に知恵を絞る。 2014年に 『葉子の部屋』 を、2015年に『つながり空間まめ』をアシスト内にオープン。テーブルを囲んでのお喋りから多くを学んだ子供時代の経験を仕事にも生かしたいと試行中。 絵を描くこと、モノを作ること、自然の中に体を放り込むことが好き。

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