あの日となりに座ってくれてありがとう

人が大勢が集まるイベントやセミナー、懇親会の場に行ったとき、あなたはどうやって自分の席を選ぶ?

自分の知り合いを探して、誰かを見つけたらその隣に座るっていう人が少なくないと思うの。私の場合は…そうする時ある。

多いのは人が集まっていないところに座るパターン。教室形式のセミナー会場だったら一番前の席ね。それか、知らない人ばかりのテーブル。

理由の一つは、会場内に人が居ない空間が出来ちゃうのが嫌だから。セミナーやイベントの場って主催者だけが作るモノじゃなくって、参加する人も一緒になって作るモノじゃない?少しでも場が盛り上がるようにって私は思う。

もう一つの理由は、新しい縁を結びたいから。何も『この人とお近づきになりたい!』って、ギラギラした気持ちで席を選んでるワケじゃないですよ(笑)たまたま空いてるから、何となくそこがいいかな?って瞬間的に選ぶ感じ。

でもね、この何となく選んだ席のおかげで人生がますます楽しくなってマス。

何となくだけど選んでる席

ノムリエ

それは私の大切で大好きな友達の名前。

彼女とは出会ってからまだ2年しか経ってないんです。

頻繁には会えないし沢山言葉を交わしてはいないのに…

何か気になるし、何か好き(笑)

↓ ヒマワリみたいに周りをパッと明るくするノムリエ

彼女との縁が出来たのはエクスマ塾。

塾中に『 他己紹介 』の時間があって、その中で私が紹介することになった相手がノムリエだったの。塾の参加者は全部で14人。参加者は3つのグループに分けられて、たまたま私が彼女の隣の席に座って…隣だから私がノムリエを紹介することになったというワケ。

他己紹介のミッションは、相手を大きく豊かに紹介するというもの。その為にノムリエに情報収集のインタビューをしたんだけど…その時に感じたのは『 ノムリエって何て心豊かな人なんだろう! 』っていうこと。

家族との暮らしや人生の節目で彼女が何を感じたか。それを言葉にして伝えてくれるたびに感動して聞き惚れてしまって…私、ちっともメモ出来なかったのよね。

↓ 他己紹介が終わった直後の一枚

これからもずっと繋がっていたい人

ノムリエはススキノにある飲食店の店長。お店での接客エピソードを聞いてビックリしたわ。

■若いカップルのお客様の場合

二人の会話がぎこちなかったら、付き合って間もないんだろうなって想像して…お客様と年齢が近いスタッフに対応させる。そしてさりげなく会話を弾ませる。

■接待で来店したお客様の場合

お客様同士が初対面ぽかったら互いに遠慮がち。なので料理は大皿ではなく銘々にして出す。結局料理に手を付けられなかったなんてことにならないようにね。

そんな対応マニュアルがあるワケじゃないですよ。ただ目の前のお客様を見て、相手を想って、その場の雰囲気を敏感に読み取って動いてるのよね。

そんなことまで考えて対応してくれる飲食店があるなんて!しかもこんなに若くて可愛らしい人が店長さんなの!って驚いたし、そんな人を自分が紹介出来ることがとっても嬉しかった~

↓ 可愛いくてそのうえ凄いんです(笑)

そのノムリエが昨日7月21日を最後に、今のお店を卒業しました。

『 ノムリエ、ただいま~ 』って言える場所が無くなるのはホント寂しいです。あ、お店が無くなるワケじゃないですよ。お店は今まで通り存在するけれどノムリエが居ない。となると、そこはもう別な場所なんだもの。

彼女、しばらく充電したら飲食のお仕事を再開するみたい。これから少し海外で時間を過ごしながら今後のこと考えて…まったく違う展開になるかも知れないけどね!

ただ言えるのは、彼女はいつだって『 迷ったら楽しい方を選ぶ 』その軸はブレない。だからどんな場で何をしていても、あのヒマワリみたいな笑顔で、出会った人をシアワセにするんだろうな。

2年前、他己紹介のシナリオ作りのために私が書いたノートには、こんな言葉が残ってた。

ノムリエは、食事の時間を通じてコミュニケーションの大切さを伝えられる人。

人それぞれ違う喜びや心地よさのツボを瞬時につかめる人。

自らが美味しく食べて飲む姿を通じて、周りの人をシアワセな気持ちにさせてくれる、とっても可愛くてよく動く私の妹みたいな人。

↓ Facebookのプロフィール画像、勝手にもらったよ~(^^;)

この二年間、彼女と実際に会って話した時間は多くはないです。でもね、ノムリエの言葉や行動や決断は、ものすごく大きな影響を私に与えてくれてる。

もしもあの日、ノムリエが他己紹介の相手じゃなかったとしても、塾の同期生として仲良くお付き合いしていると思うけど…一晩寝ずにずーーーっと他己紹介文を考えたノムリエは、その時もこれからも特別な存在。活躍する場所が変わっても、ずっと繋がっていたい存在です。

ノムリエ、あの日となりに座ってくれてありがとう。

日本に戻って活動を再開するときには…暖簾を縫わせて下さい!!(笑)

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1959年千葉県生れ札幌育ち。事務員をするつもりで就職した会社でSE部門へ。精神と体を鍛えられつつ仕事の楽しさを知る。1986年、結婚を機に来た釧路で株式会社アシストを創業。以来 『仕事をもっと楽しくするには?』 に知恵を絞る。 2014年に 『葉子の部屋』 を、2015年に『つながり空間まめ』をアシスト内にオープン。テーブルを囲んでのお喋りから多くを学んだ子供時代の経験を仕事にも生かしたいと試行中。 絵を描くこと、モノを作ること、自然の中に体を放り込むことが好き。

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