たのしごと空間のご紹介

見えれば続く?社員の健康サポートをkintone(キントーン)でやってみた

社員の平均年齢が高いアシストでは(笑)ランチタイムの話題が健康という日が増えてきました。私も60歳を過ぎた頃から健康に不安を感じるようになって…友人とのお喋りのテーマが健康ということも多いです。

仕事もプライベートも健康な心身があってこそ。健康は誰にとっても関心が高いテーマなんじゃないでしょうか。

ここ数年私は、社員の健康サポートのために職場でやれる事ってなんだろうと考えていました。そこで去年始めたのが働く時間の短縮です。詳しくは浅野葉子ブログに書きました。よかったら読んで下さい。

■ブログ→飲食業じゃないけど時短営業をしてみた

働く時間の短縮は実行して本当に良かったと思います。働く時間が30分短くなった分、仕事への集中力が高まったうえに気持ちに余裕が生まれました。社員どうし今までより互いに優しくなった気もします(笑)

年に一度の健康診断だけじゃ物足りない

体の健康サポートについては年に一度の健康診断を実施しています。ただ、それだけでは物足りないなぁと感じていたので社内に体調測定コーナーを作りました。

いつでも、誰でも、好きなときに測定グッズを使って、それぞれの健康管理に役立ててもらえればいい。体調測定コーナーを作った直後、私はそう考えていましたが…ある日ランチタイムに血圧を測定している社員の様子を見ていてひらめきました。

社員が測定した血圧計の数値を記録しよう!

測定するなら毎日&記録&グラフ化しよう

思い付いたときに血圧を測って各自が一喜一憂する。それはそれで今の自分を知ることが出来ていいと思います。

測定結果に苦笑い

でも…出来ることなら毎日血圧を測って、記録して、体調の変化を知れたらいいなぁ。いい方法は無いだろうか…と考えたときに思い浮かんだのがアレ。一昨年、顧客管理のために導入したクラウド型の業務改善アプリ、サイボウズ社のkintone(キントーン)を使う方法です。

「せっかくだから、毎日測って記録しようよ!グラフにして結果を見れたら測る楽しみにもなるんじゃない?」と私が言ったら、その場に居た社員3人が血圧を測定してくれました。

私はさっそく測定した値を記録する場所(キントーンで言うところのアプリ)を作りました。アプリ作成にかかった時間は10分!ちなみに設定した入力項目は次の6個です。

・測定日
・測定時刻
・氏名
・血圧上
・血圧下
・脈拍

とりあえず6項目

測定データが5日分くらい溜まったところで、測定値をワンクリックで折れ線グラフにするボタンを作りました。

出社日じゃない人の測定値はゼロ

見えると興味が湧いて続く

折れ線グラフには測定した人全員の結果が反映されます。

「〇〇さんは血圧少し高めなんじゃない?」

「血圧を考えるとランチは△△にした方がいいかも」

などと互いの健康に関心が向きます。この測定を機にサプリメントを飲み始めた社員もいます(笑)

さらには…

「血圧は上と下の差が多くても少なくてもダメなんだよね」

「平均血圧ってこんな風に計算するんだ」

と、数値の分析に興味も持つ人が出てきたので、自動計算で数値を出せる項目として「脈圧」と「平均血圧」を追加しました。

これが現在の入力画面

項目ごとに作ったグラフは全部で5種類。それぞれのグラフはプルダウンメニューから簡単に選んで見られます。「この値はどう変化しているかな?」と、退社前に全種類のグラフを見るのが私の日課になりました。グラフ化すると「今日はどんな線になっているだろう」と興味津々。

だから血圧を測ることが少しも苦じゃありません。(←皆に聞いてませんけど多分)おかげで測定は毎日続いています。

ワンクリックで推移が分かる!

仲間がいると続く

体にいいことしたいなと思って何かを始めても続かないという話をよく聞きます。でも、一緒にやる仲間が居れば続けられる確率は各段に上がるんじゃないでしょうか。それも「全員強制参加」じゃなくて「希望者」からスタート。それが楽しそうだったら一人、また一人と仲間が増える気がします。

2年前、顧客管理のために導入したキントーンですが、社員の福利厚生にも使えることが分かりました。仲間と一緒に楽しく続けられる何か。キントーンを上手く使えば他にも色々出て来そうな気がしています。

もしも「何か」が見つかったときにはココでまた紹介しますね。(浅野)

2022.09.05

kintoneで業務改善シリーズ 

「欲しいとき」に「すぐ」情報が見つかるしくみ出来ました

受信した注文ファクスはクラウドに自動転送して営業と業務でシェア

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