自分の歴史を振り返ると見えてくるものがある-その6

■睡眠導入剤になるかも?→【朗読バージョン】■

昨日から札幌の実家に来ています。清田区北野地区にある通称『北野基地』には、父が一人で暮らしているんです。

父の一番の楽しみは、訪ねてくる子供たちとの食事と会話。これは想像だけど、一人暮らしになる前から父の楽しみはそこだったんじゃないかな?そんな父に育てられた私が大好きなのも、食事しながら楽しく会話する時間です。

アシスト二階にある多目的スペース『つながり空間まめ』を始めたのも、会社での昼ご飯をテーブルを囲んで皆で食べるのも、それが私の好きなことだから。父と一緒にご飯を食べながら、私の価値観の源はやっぱりソコなんだなぁって感じてます。

↓ 今回もいっぱい食べて喋った〜

新婚生活がスタート

昭和59年、つまり1984年の12月に始まった私の釧路暮らしは、夫の両親と四人で生活するところから始まりました。義父も夫も、どちらかと言うとモーレツ社員でしたね。二人に限らず、この年代の人は皆モーレツ社員と呼ばれるような働きぶりだったんでしょう。

夫の帰宅はいつも夜遅く。家族揃って『いただきます』で始まるような食事は、なかな出来ません。そんな毎日が続くと、愚痴が嫌いな私もつい愚痴りたくなります。

するともう一人の理性的な私が出てきて、耳元でささやくくんです。サラリーマン時代の貴女もモーレツ社員だったよね。働き盛りの夫に何か言える立場じゃないよねって。

当時私は、とっても綺麗好きな義母と一緒に、毎日二時間以上かけて家中を掃除をしてました。毎日買い物に出かけて食事の支度をしてました。それで一日がほぼ終わり。

はぁ…とため息をつくと、また理性的な私がささやきます。専業主婦になりたくて仕事を辞めたんだよねって。

もう一人の私にそうささやかれても、でも…でも…という呟きが湧いてきて止まりません。

でも…が湧いてくる理由?それは、自分のしている事が誰かの笑顔につながってるっていう実感が無かったから。

掃除して、洗濯して、料理して、さして会話の無い食事をして一日が終わる。家の中で自分なりの工夫をしたくても、家の主は夫の両親だから出来ない。

コミュニケーションする喜び。工夫する喜び。誰かに笑ってもらえる喜び。どれもほとんど感じない毎日です。

あ、誤解しないで下さいね。夫の両親は私のことを娘のように可愛がってくれたし、私との仲が悪かったワケじゃありませんよ。

ただ私にとって夫の両親は、父母というより祖父母という感じ。古き良きものを沢山教えてもらったけど、日常の感覚が私にはとても窮屈でした。

↓ いっぱい喋って、教わって、喧嘩もした義母は向かって右の人

運命の電話

そんなある日のこと、サラリーマン時代の上司から電話がかかってきたんです。この一本の電話がアシスト誕生の種。電話してくれた上司も私も、この時はそんなことは考えてませんでしたけどね。

電話はアルバイトの誘いでした。当時義父が役員を務めていた会社に販売管理システムの導入が決まった。ついては、システム設計、プログラム作成、納入指導まで丸抱えでやってみないか?という内容です。

君が仕事を受けてくれたら札幌からエンジニアを出張させるより時間も経費もかからない。だからソフト料が低く抑えられます。君はお客様とサラリーマン時代から面識があるから仕事を進めやすいと思います。人手が足りないので手を貸してくれませんか?

ソフト料が安くなるのはお客様にとって悪い話じゃない。お世話になった元上司を助けることになる。システムが完成した暁には、お客様のあの笑顔に会える!

そして…夫の給料数か月分の臨時収入まで稼げちゃう(笑)

↓ その時の契約覚書が残ってました!

会社を辞めてまだ一年足らず。技術的にやれる自信はある。子供も居ない。一時的なアルバイトだし、やらせて欲しいな。夫に相談したら、いいよって返事。

こうして私は退職から一年ぶりに仕事を再開することになりました。

つづく。

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浅野葉子

浅野葉子

代表取締役株式会社アシスト
1959年千葉県生れ札幌育ち。学校卒業後に事務員をするつもりで就職した会社でシステムエンジニア部門へ配属される。4年間のハードワークで精神と体を鍛えられつつ仕事の楽しさを知る。1985年結婚と同時に来た釧路で夫とアシストを開業。以来 『オフィスの仕事をもっと楽しく便利にするには?』 に知恵を絞る。 2014年アシスト内に 『葉子の部屋』 を、2015年アシスト2階に『つながり空間まめ』をオープン。テーブルを囲んでのお喋りから多くを学んだ子供時代の経験を仕事にも生かしたいと試行中。 絵を描くこと、モノを作ること、自然の中に体を放り込むことが好き。

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